遺伝性卵巣がんのQ&A

Q1:一般の乳がん・卵巣がんとHBOCは、何が違うのですか?

A:がんの発生には、個人的な体質の違いに影響する遺伝要因と、食事や飲酒、喫煙といった生活習慣やホルモン環境、妊娠・分娩などの後天的要因(環境要因)が関係します。
一般のがんはどちらかというと環境要因の影響がより強いのに対し、HBOCは「BRCA」と呼ばれる遺伝子に病気になりやすい変異があることが原因であり、より遺伝要因の影響が強いがんといえます。HBOCの場合は、がんになりやすい遺伝要因が親から子に伝わる可能性があることも特徴のひとつです。

Q2:BRCA遺伝子に変異があると必ずがんになりますか?

A:BRCA遺伝子に病的な変異があっても、必ず乳がんや卵巣がんになるわけではありません。ただし、一般の方よりも乳がんや卵巣がんになる確率が高くなります。男性がこの遺伝子変異を持っている場合は、前立腺がんになる確率が高くなるといわれています。

Q3:遺伝子検査をせずにBRCA遺伝子に変異を持っている可能性を知る方法はありますか?

A:現時点では、BRCA遺伝子に病的変異があるかどうかを確実に判定するためには遺伝子検査が必要です。本人のがんの既往歴、家族歴などの情報から、BRCA遺伝子に病気になりやすい変異を持っている可能性をある程度予測できるツールが開発されています。ただし、それぞれ入力する情報が異なり予測力には限界があります。

※検査には、保険診療で受けられるものと、自費診療(保険外診療)となるものがありますので、詳しくは担当医師へお尋ねください。

Q4:遺伝について不安なことや疑問があるときは誰に聞いたらいいですか?

A:治療に関することは、担当医師にご相談ください。また、治療以外の遺伝に関わる不安や疑問については、臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーと呼ばれる遺伝の専門家がいますので、そちらにご相談ください。

Q5:遺伝カウンセリングはどこで受けられますか?

A:かかりつけの医療機関がある方は、まず、そちらにご相談ください。
なお、遺伝カウンセリングは原則として自費診療(保険外診療)となっています。費用などは施設ごとに異なりますので、遺伝カウンセリングを受けようとしている施設にお問い合わせください。

全てのロゴ、登録商標、および外部ウェブサイトのコンテンツは各所有者に属します。